2019年10月の増税で、パチンコ・パチスロで貸し玉・貸しメダルのレートが上がったのは記憶に新しいと思います。さらにレート変更と同時に行われたのが交換率の変更。今では「1000円46枚貸し・52枚交換」も珍しくなく不利になったのは間違いなく客です。ここでは消費税10％になってからのパチンコ・パチスロの状況を解説します。

 

2019年10月より施行された消費税10パーセント。これによりパチンコ・パチスロ業界は今までにない施策を打ち出し、ユーザーが不利な状況になっています。

 

長らく続いた250個・50枚1000円貸しが崩れ、4円パチンコ・20円スロットのレートが上がったのは衝撃でした。

 

※消費税10％の上限

 

さらに東京都では長年続いた等価交換が崩れ、換金ギャップが生じたのが衝撃でした。以前、換金ギャップが当たり前の時代もありましたが、当時はパチンコもパチスロも出しているのが当たり前だったので、客も受け入れていました。

 

 

上記は、今見ると信じられないぐらい酷い換金ギャップですが、これでも全然勝てたので問題は少なかった様に感じます。

 

消費税の導入でパチンコ・パチスロは勝つ事が難しくなった？

現在のパチンコ・パチスロは、等価交換をベースに開発されているのをご存じでしょうか？特にノーマルのパチスロを見れば「1000円50枚貸し、等価交換じゃないとやってられない」という感覚になると思います。

 

しかし、現実は非等価が当たり前の状況になっており、客は数字化できない不利な状況が生まれていると考えるのが妥当です。

 

昔であれば、ホールが釘調整・設定ベースを上げる事で対応していましたが、今の体力では絶対無理。結論を言うと消費税が上がった事でパチンコ・パチスロで負ける率が増えたのは確実です。

 

パチンコ・パチスロ業界は、いつも話題の見出しに「業界激震」なんて見出しがつくほど頭の悪い業界ですが、私はここ数十年ほどで一番驚いた事件です。

 

消費税によるレート変更は誰が決めた？

この消費税によるレート変更は、全日遊連からの号令によるもの。

 

今までは、業界の内規を決める全日遊連が、貸し玉コインに消費税を掛けるのを禁止していましたが、税率が上がった事で「上乗せして良いですよ」という号令を出したため。

 

これによりホールは大手を振って「新スタイル」などと銘打ち、貸し玉コインのレートを上げました。

 

正直いうと、さも客にとってプラスになるイベントのように「新スタイル・新レート」なんてノボリを掲げたホールには吐き気がしたのを覚えています。

 

現在「旧表示」のホールは信用できない？

パチンコ店の中には、今も「4円パチンコ」「20円スロット」なんて書き方をしているケースもありますが、正しく「4.4円」「21.7円」と書いてくれないとフェアではありません。

 

ギャンブルは、客が不利な状況や不公平感を感じてはいけません。その為、私はキチンと「4.4円・21.7円」と端数表示しているホールと、相変わらず「4円・20円」と表記しているホールは区別しています。

 

そもそもスーパーで「税抜き100円」と書かれていて、実は100円ではなかった場合、不当な価格表示をしていたら怒りますよね？

 

パチンコ・パチスロコーナーに「4円・20円」という表示がされて、お金入れるサンドには「230発貸し・46枚貸し」となっていたら違反行為です。平気で行われている事に納得が出来ません。

 

そこを正直に書くのは当たり前の行為で、レートが上がっているのに旧表示をするホールは信用できないと感じます。

 

業界全体でリスリードしている

さらにパチンコ・パチスロで重要な「1000円で何回転回るのか」という目安も適当にされたと感じています。

 

パチスロ業界は相変わらず「50枚で回るベース回転数」を表記していますが、これは1000円ではないので、私は業界全体がユーザーをミスリードをしていると感じています。

 

これほどユーザーにとって不利な状況になったのに、全然騒がれなかった事にも疑問を感じます。